ひび割れ修復(ウィンドリペア)の強度はどのくらいあるのか？ | 山梨の軽自動車ガラス専門店 ｜コラム

自動車ガラスは、意外にも強度が高く、普通の物理的ストレスにはある程度の耐性があります。しかしこれは、一般的にフロントガラスを除いた部分のガラスに限り、強化ガラスと言われています。（一部の高級車や特殊車両は後部ガラスや側面ガラスも合わせガラスになっていることもあります）

フロントガラスは合わせガラスという二枚のガラスを貼り合わせた構造になっています。合わせガラスは大きな振動や衝撃を受けたり、小さな傷やひび割れがある状態では、ガラス自体の強度が下がり、割れやすくなります。

ウィンドリペアとは、ガラス修理の方法の一つで、ひび割れの部分に専用の樹脂を注入することで補修する方法です。ウィンドリペアによって、補修された部分の強度が元の状態に戻されるわけではありませんが、割れが広がるのを防ぎ、柔軟性を増し、ガラスの寿命を延ばすことができます。

ウィンドリペアが対処可能な傷は、コイン大くらいまでで、大きくてもひび割れの直径が40mm以下の石の飛び跳ね等によってできた傷です。しかしながら、あまりに大きな傷や深い傷、フロントガラスの上部や下部、エッジ部分などウィンドリペアが適用できない部分もあるので、しっかりと見極めて、適切な修理を行うようにしなければなりません。